満開のコブシの花

 コブシの花の蕾は銀色の毛を持つ3枚の「萼片」で覆われていて、葉が出る前に小枝の先にハクモクレンより小さい白い花をつけます。花びらの幅は狭く、ハクモクレンと違って、花は全開します(画像)。花弁は6枚あり、萼片は3枚で、雌雄同株。花弁は白く、外側は僅かに赤紫色を帯びます(画像)。そんなコブシの花が今咲き誇っています。

  コブシの花がたくさん咲いた年は豊作になると、豊凶の占いに用いられたようですが、その占いに従うなら、画像から今年は大豊作になりそうです。

*何とも情けないことに、私がコブシを知ったのは東京で、田舎にいた頃は知りませんでした。ですから、「北国の春」の歌詞は白樺、こぶし、山吹の組み合わせを含め、何となく私には実感がわかないのです。