2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ミモザはギンヨウアカシア(銀葉金合歓、Acacia baileyana)とも呼ばれ、マメ科アカシア属の常緑高木です。葉が銀緑色のため「銀葉」。ミモザはオーストラリア原産で、明治末期に渡来。株を覆うほどの黄色い花を咲かせ、とても印象的です。よく似た仲間に同…
湾岸地域にはツワブキ(石蕗、艶蕗、Farfugium japonicum)が多く、キクによく似た花が今あちこちで咲いている。晩秋から初冬にかけて咲く黄色い花は風景に彩を添え、人気があるようだが、多すぎるのも興醒めである。ツワブキはキク科ツワブキ属に属する常緑…
昨日、「赤い実:ナナミノキとソヨゴ」を記した際、ナナミノキによく似た、やはり雌雄異株のクロガネモチについて述べました。ナナミノキとソヨゴはモチノキ属の仲間で、よく似た赤い実をほぼ同時期につけます。クロガネモチは公園樹や街路樹として人気が高…
正月は書初め。そして、書といえば越後の良寛。その良寛が人々の注目を浴び出すのは、意外にも大正中期以降のこと。それには相馬御風の研究と著作が大きな役割を果たした。糸魚川出身の御風は高田中学で小川未明と、そして、早稲田大学で新潟出身の会津八一…
オオキバナカタバミ(大黄花片喰、大黄花酢漿草)はカタバミ科の多年草で、原産は南アフリカ。現在では世界各地に帰化植物として定着しています。日本では1890年代に観賞用に輸入され、それが野外に逸出し、現在では関東から九州まで広く分布しています。湾…
ナナミノキ(七実の木)はモチノキ科の常緑高木。明るい緑の葉と鮮やかな赤い実のコントラストが特徴である。雌雄異株なので、雌木で実を楽しむことになる。葉は皮質で光沢があり、初夏に薄紫色の小さな花が咲く。秋から冬にかけて、やはり雌雄異株のクロガ…
マトリカリアの学名は「タナセツム パルセニウム(Tanacetum parthenium)」で、キク科のタナセツム属(ヨモギギク属)。キク科のマトリカリア属ではないのに、園芸ではマトリカリアと呼んでいます。以前マトリカリア属に分類されていたためで、和名はナツシ…
センリョウ科のセンリョウは江戸時代までは、「仙寥花(センリョウカ)」と呼ばれていましたが、見た目の似ている万両(マンリョウ)よりも実のつき方がまばらなため、千両になったと言われています。確かにマンリョウの実の方が派手ですが、センリョウには…
キンポウゲ科のラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は幾重にも重なった花弁が特徴の秋植え球根。最近は花の色や形が改良され、香りのよい品種がつくり出されている。「ラナンキュラス」は中近東からヨーロッパ南東部にかけての地中海性気候の地域に分布…
明治時代になると、様々な園芸植物が西洋から日本へ持ち込まれました。バラ科のタチバナモドキもその一つで、フランスからの導入。ここでも属の学名「ピラカンサ」と呼んで記してきましたが、実の色が赤い幾つかの近縁種が出回り、そのため、名前も一つにま…
正月の 寒さの中に 冬薔薇 一輪残り 生む冬景色 バラの園 どの一輪も 代え難し