2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

サウスアフリカンゼラニウムの花

学名がペラルゴニウム・シドイデス(Pelargonium sidoides、フウロウソウ科)のサウスアフリカンゼラニウムの花期は4月から11月。サウスアフリカンゼラニウムは芳香のあるハート型の葉をつけ、ロゼットを形成する常緑の多年草。蝶の形の可憐な花も魅了的だが…

アカボシゴマダラとの再会

ゴマダラチョウはタテハチョウ科のチョウで、黒色地に白色の斑紋が散りばめられた翅をもつ大きなタテハチョウ。複眼は橙色で、口吻は黄色。平地から山地まで広く生息し、本州、四国、九州のほぼ全域に分布しています(画像は昨年のもの)。 関東地方では近年…

アカスジカメムシ

アカスジカメムシが花壇に多いと記してきましたが、交尾している横には四齢の幼虫もいて、花壇はとても賑やかです。画像からわかるように、アカスジカメムシは黒色に5本の赤い縦条を持つ派手な姿をしています。ノラニンジンなどセリ科の植物の花によく見ら…

黄色の花のセイヨウエビラハギとシロバナシナガワハギ

マメ科のセイヨウエビラハギ(Melilotus officinalis)の英語名はYellow sweetclover。別名はエビラハギ(箙萩)。セイヨウエビラハギはシナガワハギと同種とする説も、シナガワハギをその亜種とする説もある。シロバナシナガワハギ( Melilotus albus) は花…

ハンゲショウの花と葉

ドクダミ科ハンゲショウ属のハンゲショウ (半夏生、半化粧) はカタシログサ (片白草) とも呼ばれます。水辺や湿地に生え、高さは1mに達し、葉は互生します。夏に小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、その周囲の葉が白く変色します(画像)。花期に葉が…

イソトマの花たち

小さなイソトマが星形の花を株いっぱいに咲かせている。細く不規則に裂けた葉と花はこれから暑くなる夏にすっきりした印象を与えてくれる。別名は「ローレンティア」。イソトマはオーストラリア原産の半耐寒性多年草だが、日本では寒さで枯れてしまうことが…

アップルミント:花と蜂

アップルミントはミントの品種の一つで、地中海沿岸から西アジアに分布し、シソ科ハッカ属のハーブです。草丈は20~100cmほどに生長し、葉が丸いことから、和名は「マルバハッカ(丸葉薄荷)」。リンゴとミントを混ぜあわせたような甘い香りが特徴。花は白か…

経験的知識の本性:メノンのパラドクスから

哲学者の中の哲学者がプラトンですが、弟子のアリストテレスが科学者と称されるのとは好対照です。そのプラトンの科学観はピタゴラスに似て神秘的なものでした。感覚や知覚によってわかる世界は誤りに溢れ、理性で知られる世界しか信頼できないと彼は達観し…

アジサイの花の色変化

今一度 緑になりて 枯れ終わる 色落ちて 緑が残り 老いるかな 色褪せて 緑となりぬ 老い姿 昨日記したアナベルの花は、開花直後はライトグリーンで、毬のような形状にもなっていません。それが満開に近づくに連れ、花の色が白くなり、花の直径は大きくなり、…

7月の芝生

7月の 芝生の中に 禅の庭 芝の原 シロツメグサが 禅の島 芝原に シロツメ草が 生え出でて 芝山水の 姿現る

フヨウ属の幾つかの花たち

フヨウ(芙蓉)やムクゲ(木槿)、そしてアメリカフヨウはいずれもフヨウ属ですが、フヨウやムクゲは木、アメリカフヨウは草です。「木か草か」は程度の問題で、マメ科やバラ科などの大きな科は木も草も含んでいて、系統的には本質的な区別はありません。そ…

アメリカフヨウの赤い花

フヨウ(芙蓉)はアオイ科の落葉低木で、「木芙蓉」と呼ばれるのに対し、アメリカフヨウは多年草で、別名が「クサフヨウ(草芙蓉)」、北アメリカが原産で、とても大きな目立つ花を咲かせるハイビスカスの仲間です。フヨウ属の仲間にはフヨウやムクゲ(木槿…