ロドレイア へンリー「レッド ファンネル」

ロドレイアはマンサク科ロドレイア属の常緑小高木。別名は枝先に集まって咲く花の様子などからシャクナゲモドキ(石楠花擬)。また、ホンコンローズとも呼ばれる。ロドレイアの仲間は東南アジアから中国南部にかけて7種が分布する。 花色はピンクから濃紅色…

クロッカスの花

クロッカスは秋植えの球根植物。原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸から小アジア。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用として栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。球根は直径4cm…

オウバイの花

梅の花が散り出し、早春から春へと季節が移り出しているが、早春の花の代表の一つがオウバイ(黄梅)で、まだ咲いている。オウバイの中国語名は「迎春花」、英名は「ウィンター・ジャスミン」である。オウバイはモクセイ科の半蔓性の落葉低木で、原産地は中…

社格や寺格

神社に社格と呼ばれる身分、階級があったのは戦前までの話なのですが、「神宮」、「大社」という名称はそれだけで格式の高い神社であることを誇っているように見えます。戦後はそのような格式の区別あるいは差別はなくなり、民主的になった筈なのですが、私…

ムラサキウンラン(リナリア)

3月に入り、あちこちで花が目立ち出した。そんな中、花壇の端にリナリアが咲いている。ムラサキウンラン(紫海蘭)=リナリア=ヒメキンギョソウ(姫金魚草)はウンラン属で、リナリアとヒメキンギョソウは園芸名である。原産地は北アフリカ、スペインで、茎…

エンドウの花

団地の花壇の一角にエンドウの花が見える。エンドウはマメ科 エンドウ属の、耐寒性があるつる性の一年草。茎も葉もろう質に覆われるため、白っぽく見えます。葉は互生し、羽状複葉で先端の小葉が巻きひげに変化しています。上部の葉腋に、長さ2~5cmの二股に…

セイヨウアブラナの花

「菜の花」はアブラナ科アブラナ属で、「野菜の花」から「菜の花」になり、スーパーなどで販売されている食用の花を指しています。ビタミンCやミネラルが豊富な緑黄野菜で、私の好物の一つです。一方、河川敷に咲く菜の花はセイヨウカラシナかセイヨウアブラ…

ラナンキュラスの花

ラナンキュラスは幾重にも重なった、明るい花弁が魅力的な秋植え球根。最近は花の色や形が改良され、香りのよい品種がつくり出されている。そのラナンキュラスの花が道端の花壇に見事に咲いている。 「ラナンキュラス」と呼ばれているのは、中近東からヨーロ…

二つの仏教:メモ

仏教は釈迦が悟った内容に基づく宗教ですが、時代と共に色々な解釈が生れました。中でも、大乗仏教と上座部(小乗)仏教の違いは特筆すべき違いです。 「乗」の意味は乗り物で、「大乗」は「大きな乗り物」という意味です。では、「大乗仏教=大きな乗り物の…

サンシュユの花

サンシュユ(山茱萸)はミズキ科の落葉小高木で、春を告げるように咲き出した。サンシュユの漢字表記は山のグミを意味する「山茱萸」。ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれ、中国と朝鮮半島が原産地である。享保年間(1720年頃)に薬用樹として…

ミヤマガンショウ(深山含笑)

今年もまたミヤマガンショウが花をつけた。子供の頃だけでなく、大人になっても見たことがなかったのがミヤマガンショウ。中国原産のモクレン科オガタマノキ属の常緑高木。2~3月頃にハクモクレンに似た一重から二重の白色で芳香をもつ花が咲く。ハクモクレ…

神仏習合瞥見

神道と仏教についてどのように考えるのが適切なのか、素人の考えを述べて見ます。 まず、神道には教義がありません。これは致命傷です。仏教に最初から白旗を挙げるようなものです。儀礼的な事柄が中心で、学術的な主張がない神道とは対照的に、仏教は洗練さ…

ジンチョウゲ(沈丁花)の花

ジンチョウゲの原産地は中国南部で、室町時代にはすでに日本でも栽培されていたらしい。ジンチョウゲは雌雄異株だが、日本にある木はほとんどが雄株。開花時期は、 2月末~3月末頃。湾岸地域でも少し前から咲き始めている。 花芽は、前年の秋にはできている…

戸隠神社と関山神社

二つの神社に共通するのは、共に神仏習合の典型例であり、修験道と関係が深い点です。そこで、それらについて考えてみましょう。 修験道は山を神聖な場所と捉え、山の奥深くまで分け入り、修行することによって、神秘的な力を手に入れ、その力によって救済を…

カワズザクラ(河津桜)満開

近くに10本を越える河津桜があって、それがこの数日の陽気で、満開になっている。カワズザクラはオオシマザクラとカンヒザクラの交雑種と言われるが、シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜)もオオシマザクラとカンヒザクラの交雑種とのこと。また、カンザクラ…

実梅

食べる梅の代表は梅干しで、南高梅はその一つとして有名です。食べるウメ、つまり実ウメは花も実も楽しめ、育てやすく、農薬もほとんどいりません。ウメは品種が多く、中国からの渡来種のほか、日本では江戸時代にたくさんの品種の育成、改良が行われ、現在…

関山権現社の「権現(ごんげん)」とは

妙高市の関山神社は江戸時代まで「関山権現社」 と呼ばれ、三体の仏像を本尊としていました。「権現」とは、仏や菩薩が人々を救うために仮の姿(=神)になって現れることです。また、その現れた神のことも権現と呼びます。元の仏のことは本地仏(ほんじぶつ…

ナニワズ

ナニワズはジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉低木で、雌雄異株。エゾナニワズ(蝦夷難波津)、エゾナツボウズ(蝦夷夏坊主)が別名。ナニワズは福井や福島以北の本州、北海道に生育する。葉は長さ3~8㎝で、基部は楔形となってやや輪生状にかたまってつく…

サルココッカの花  

建物に近づくと、入り口の横の陰の薄暗いところからいい香りが漂ってくる。よく見れば、サルココッカの花が咲いていて、その香りなのだ。サルココッカはツゲ科サルココッカ属の常緑低木で、葉は濃い緑色で光沢がある。冬の緑も魅力だが、花は小さく、白色で…

フクジュソウの開花

晴海のトリトンスクエアで見掛けたのが春の訪れを告げるフクジュソウの花。フクジュソウはキンポウゲ科の多年草で、その眩しい黄金色の花で春を告げる。そのため、新年の季語となっていて、「福告ぐ草(フクツグソウ)」という名前が江戸時代に使われた。そ…

ツルニチニチソウ(蔓日々草)とオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

妙高は大雪なのに、湾岸地域は春の兆しに満ちている。その一つのツルニチニチソウはキョウチクトウ科ビンカ属の常緑蔓性植物。容易に栽培可能で、花が美しいことから、現在では逸出したものが野生化し、帰化植物として広く定着している。属名のビンカは、ラ…

白いグラジオラス

​​​グラジオラス(英名Gladiolus)はアヤメ科グラジオラス属の総称で、日本には自生種はなく、いずれも園芸植物であると。別名はトウショウブ(唐菖蒲)、あるいはオランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)で、原産地はアフリカ、南ヨーロッパ、西アジア。 グラジオラ…

キンカン(金柑)

キンカンはミカン科の果実の中ですが、果皮のまま食べることができ、皮を捨てて果肉を食べるミカンとは違います。キンカンは高さ3 mほどの常緑低木で、枝は棘がほとんどなく、夏に1~3個の小さな白い花をつけます。果実は球形か短卵形で、黄金色。 「金」は…

妙高の神社:要約

これまで何回か妙高市の仏教や神道につて述べてきました。色々なコメントいただきありがとうございました。これまでの話を簡単にまとめておきます。 神道への私たちのイメージは明治時代以後にできた国家神道に基づいています。それをさらに辿ると、 古代国…

早春の紫

2月も半ばとなると、梅が咲き、春の気配が漂い出す。春の兆しを演出する雑草となれば、ホトケノザ、ヤハズエンドウ、そしてムラサキツメグサといった面々で、よく似た紫色の花をつけている。豊洲市場の周りは豊洲ぐるり公園として遊歩道が整備されているが、…

カジイチゴの新芽

芽の出たカジイチゴは「芽出し木苺」と呼ばれる生け花の花材になっている。コロナ感染症や昨夜の地震と世は騒然としているが、青々として、瑞々しく春の到来を予感させる花材である(画像)。 クサイチゴは草本、つまり草(くさ)だが、カジイチゴは低木であ…

梅の花

ウメ、サクラ、ハナミズキなどは白やピンクの花をつけます。今はウメがあちこちで咲いていますが、湾岸地域ではウメが次第に減って、ハナミズキが増えたような気がします。いずれも白とピンクの花をつけますが、アメリカ原産のハナミズキと違って、ウメは中…

亀戸天神

江東区にある亀戸天神社は菅原道真を祀り、学問の神様として親しまれている。藤と梅の名所で知られ、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれている(「亀戸天神境内」、藤と女橋が題材)。また、亀戸には梅屋敷もあり、梅と縁が深い(「亀戸梅屋敷」はゴッホ…

オオキバナカタバミの花

オオキバナカタバミ(大黄花片喰、大黄花酢漿草)は既に紹介済みだが、2月に入り目立つようになってきた。湾岸地域ではすっかり定着し、あちこちで花をつけている。オオキバナカタバミは南アフリカ原産で、現在では世界の温帯地域に帰化し、定着している。日…

ビオラ

ビオラ(Viola)はスミレのラテン語名で、パンジーとの区別は曖昧です。花径5cm以上をパンジー、4cm以下をヴィオラとすることが多いようです。パンジーはヨーロッパの野生の「スミレ」から改良されたものです。花期は秋から春にかけてで、今頃はパンジーやビ…