ベニカナメモチ(レッドロビン)の満開

 「ベニカナメモチ」は総称で、カナメモチの中でも紅色が強い個体を特にベニカナメモチと呼ぶようです。湾岸地域でよく見るレッドロビンはカナメモチとオオカナメモチの交配による品種です。カナメモチの中でも特に新芽が赤く美しいものを指しているようなのですが、学名として明記されている訳ではありません。

 カナメモチの中の紅色が強い個体をベニカナメモチと呼ぶのが通例になっていて、葉が赤いのは新葉のときだけなのもレッドロビンと同じです。この派手な見た目から日本の伝統的な庭や生垣には相応しくないとする人も確かにいます。若葉が赤いのは、まだ柔らかくて葉緑素が十分につくられていない若葉を紫外線から守る「アントシアニン」という赤い色素がつくられるからで、若葉を日差しから守るサングラスの役割をしています。

 ベニカナメモチの花はその赤い葉に比べると目立たないとはいえ、近づいてゆっくり眺めると、意外に美しく、白さが際立つ細密画風の花はなかなか魅力的です。とはいえ、画像のようにベニカナメモチが生い茂り、満開の花をつけていると、少々興ざめで、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なのかも知れません。