イリス・アルビカンスの花の印象

 アヤメ科のイリス・アルビカンス(Iris albicans)はサウジアラビア~イエメン原産の多年草です。英語名のCemetery Irisは墓地に植えられてきたことに由来します。イリス・アルビカンスは最も古くから栽培されてきたアヤメ属の植物であると言われています。イスラム圏では墓地に植えられていたために、イスラム教徒の移動や移住によって欧米各国に持ち込まれました。

 イリス・アルビカンスはジャーマンアイリスの仲間ですから、墓地に植えられていたとはいえ、花の艶めかしさも十分持っています。さらに、画像からは奇怪な不安さえ感じられるます。ですから、私たちなら、イリス・アルビカンスを仏花にはしない筈です。