トウキョウコシビロダンゴムシ

 「ダンゴムシ」と言う名前は随分久し振りに聞いた気がする。復習すれば、「ムシ」という名前がついていても、昆虫ではなく、ワラジムシ目で甲殻類に属する生きもの。ダンゴムシはヨーロッパからやってきた外来種で、明治以降に日本に入ってきた。ダンゴムシも海で暮らしていたものが陸で暮らすようになったので、海にもたくさんの仲間がいる。画像を見て、ダンゴムシのオスとメスは区別できるだろうか。メスには身体に模様があるが、オスにはほとんど模様がないので、答えはほぼ自明。

 ダンゴムシは夜行性だが、昼間でもよく見かける。甲殻類は体がヨロイのような作りになっていて、骨と同じで身体を支える役割を担い、カルシウムで出来ている。ダンゴムシ類は水が好きで、水をよく飲む。ところが、口で飲むのではなく尻で水を飲む。

 ダンゴムシは本来ならえら呼吸だが、陸でえらは役に立たず、腹部の白い部分が呼吸する器官になっている。どのように進化してきたのか、とても気になる。さらに、メスは子供を育てる袋を胸部にもち、卵はそこで孵化し、暫くは袋の中に子供を抱えている。このように、何とも謎だらけなのがダンゴムシ