小春日和の中の昆虫

 ツマグロヒョウモンは暖かい地域を好むチョウですが、温暖化のためか、11月に入っても見ることができます。湾岸地域だけでなく、あちこちでツマグロヒョウモンが生息域を拡大しているようです。今日のように暖かい日はアクティブです。オスの翅の表側はヒョウモンチョウ類に典型的な豹柄ですが、メスの翅は前翅表面の先半分が紫黒色で、その中に大きな白紋があり、メスの飛んでいる姿はなかなか見応えがあります

 緑色の迷彩模様のステルス戦闘機によく似たウンモンスズメ(雲紋雀)の幼虫は、同じ緑色のイモムシ。ウンモンスズメは卵のときから美しい緑色で、ケヤキなどの葉を食べ、蛹で土の中で越冬します。6月から10月が幼虫の季節なのですが、画像はたまたま遭遇した(遅咲きの?)幼虫です。

*最初はメスの画像、次は恐らくオスの画像、最後の画像はウンモンスズメの幼虫