冬のミニアイリスの花

 ミニアイリスの一つがイリス・レティクラータ(Iris reticulata)で、とても小さなアイリスの仲間です。コーカサス山脈周辺のトルコやイラン、イラクそれにロジアに分布しています。日本ではレティクラータが有名ですが、その他にも様々な種類の改良・交雑品種が出回っています。

 ミニアイリスの小型の花は早ければ2月頃から咲き始め、花の少ない時期によく目立ちます。普通のアヤメが5月に咲くことを考えると、レティクラータは随分と早咲きです。外花被片は青みがかった紫色から濃い紫色で、基部に鮮やかな黄色い縞模様があります(画像)。草丈は10cmほどにしかならず、花の大きさも小さく可憐な姿をしています。