秋のディエテスの花

 アヤメは春から夏にかけて花をつけると思い込んでいたのですが、昨日偶然に見つけたのがアフリカアイリスと思われる花で、一輪だけですが、見事に咲いていました。厄介なのは、それがディエテスグランディフロラ(Dietes grandiflora)か、アフリカアイリス(Dietes iridioides)なのか、私には判定しかねることです。名前の通り、前者の花の方が一回り大きいようですが、一輪では比べようもありません。

 アフリカアイリス(阿弗利加菖蒲)はアフリカのエチオピアから南アフリカ原産で、アヤメ科ディエテス属の常緑多年草です。種小名の「iridioides」は「アヤメ属に似た」という意味です。

 既にアヤメ科のディエテスビコロル、アフリカアヤメについて何度か記しました。色々調べていると、Dietes grandifloraという種名もよく出てきます。その名の通り、草丈は1.5mにもなり、また、直径約10cmもの大きな花が咲き、その花模様はアフリカアヤメにとてもよく似ていて、私には区別はできません。

ジャーマンアイリスは10-11月にも開花しますから、アフリカアイリスの開花もありそうです。色々疑問を持ちながらも、その花は実に見事で、11月の陽の光の中で自らを表現していました。

*最後の画像はディエテスビコロル