ソメイヨシノより小ぶりで、紅葉が花とともに出てくるのがベニバスモモの特徴点。ソメイヨシノは花が散り始める頃に緑色の葉が出始め、いわゆる「葉桜」に移り変わっていく。一方、ベニバスモモは花が咲く頃から葉が出始め、しかもそれが紅葉で、赤みがかった葉のために木が全体的に赤っぽく見える。ベニバスモモの葉は紅色のカラーリーフにある。別名はアカバスモモ。花は白いが、葉が赤いので、遠目にはピンクの花が咲いているように見え、3月中頃から咲き始める。
ベニバスモモの原産地はアジア西南部、コーカサスで、葉がついている間は、長く紅葉を楽しむことができる。花はサクラの仲間よりも小ぶりだが、芽出しとほぼ同時に花をたくさんつけ、美しい。