2024-04-18から1日間の記事一覧

マツバウンラン(松葉海蘭)の花

葉の形が松葉、花がウンランに似ていることから、「マツバウンラン」の名前がついた。マツバウンランはアメリカ原産で、1941年に京都市で初めて採集された帰化植物。現在では北関東、北陸地方以西に普通に見られるようになった。直径1cmほどの紫色の仮面状花…

ベニバスモモの葉と花と

ソメイヨシノより小ぶりで、紅葉が花とともに出てくるのがベニバスモモの特徴点。ソメイヨシノは花が散り始める頃に緑色の葉が出始め、いわゆる「葉桜」に移り変わっていく。一方、ベニバスモモは花が咲く頃から葉が出始め、しかもそれが紅葉で、赤みがかっ…

イヌビワの花嚢

実がビワの実に似ているが、ビワより不味いことからついた名前が「イヌビワ(犬枇杷)」。「ビワ」と言っても、イチジクの仲間。イチジク渡来前、日本ではイヌビワを「イチジク」と呼んでいた。花期は晩春で、雌雄異株。葉の付け根についた雌株の花嚢(かの…

ナツグミとアキグミの花

ナツグミの別名は「ホソバナツグミ」、「チェリー・シルバーベリー(cherry silverberry)」で、日本原産の落葉小高木、あるいは半常緑小高木です。ナツグミとアキグミの由来は、それぞれ夏と秋に実が熟すところからきています。ナツグミの果実は赤く目立ち、…

春の黄色の雑草たち

緑が次第に増す中で、アクセントになっているのが黄色の花。見渡すだけでも、タンポポ(蒲公英)、ブタナ、オニタビラコ、そして、ノゲシの花が点在しています。花だけ見ると、いずれもよく似ています。ブタナ(豚菜)の別名はタンポポモドキで、ヨーロッパ…