キク科のダリアの和名は花の形がボタンに似ていることから「テンジクボタン（天竺牡丹）」。メキシコが原産で、その後1842年にオランダから日本に渡来し、昭和期には家庭の庭先を飾る夏の花として普及しました。メキシコ国花のダリアは耐寒性多年草で、夏から秋にかけて開花し、大きな花輪と色鮮やかな花色が特徴です。私の中では秋のキク、ボタン、そしてダリアが重なり合っています。
ダリアは変異を起こしやすいため、種々な園芸品種ができました。ダリアは世界中に2万から3万を越える品種があり、品種数が最も多い花だと言われています。花色も花形も多様で、花の大きさも5cmぐらいの小輪から30cmぐらいの巨大輪まであります。
小春日の中、そのダリアの花にホソヒラタアブが来ています。画像のダリアはオータムスノーと呼ばれる園芸種と思われます。
