イギリスでは、クレマチスは「つる植物の女王」として親しまれています。クレマチスはセンニンソウ属に属している花の総称の一つで、多彩な植物が含まれています。
今のクレマチスはテッセンやカザグルマが原型になっています。中国原産のテッセンは白い花びらに紫色の雄しべと雌しべの調和が美しい花です。センニンソウ属の中でも、カザグルマは最も大輪で見応えのある花をつけます。白花が多いですが、画像のような紫がかった色がついている個体もあります。カザグルマは和名で、漢字では「風車」。学名はClematis patensで、キンポウゲ科センニンソウ属のつる性多年草です。花弁のように見える萼片は通常8枚で、大輪系のクレマチスはカザグルマを元に改良されてきました。