2024-04-09から1日間の記事一覧

人の好み:一重と八重

既にヤマブキの一重と八重の花について述べました。私のような老人には八重より一重の方が花の本来の姿がわかるように思えるのですが、人の好みは様々で、正直なところ、それぞれの美しさは甲乙つけがたしというのが公平で、正しいのでしょう。 ボケの花にも…

入学式や卒業式:寸評

朝エレベーターの中で新一年生に偶然会ったのだが、眩しい程の晴れ姿で、今後入学する予定の全くない私にはエレベーター内の情況は稀も稀なる偶然空間だった。今年の地元の小中学校の入学式は桜咲く入学式となり、平日にも関わらず、新入児の手を引く父親の…

八重のヤマブキの花:「八重」の意義

子孫を残せないことが八重咲きの本性、特徴であることを端的に表したのが次の歌。 七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つなきぞ 悲しき 太田道灌(1432-1486)があるとき鷹狩りで雨に遭い、近くの民家で雨具の蓑(みの)を求めたところ、その家の娘が何も言…

原種系チューリップの魅力

多くの人の子供の頃の記憶の中にあるのがチューリップ。そんなチューリップは二つの異なる顔をもっています。一つは可憐で愛らしい原種の顔、もう一つは華麗で豪華な交配種の顔です。私の小学校の校庭の花壇のチューリップの記憶は大きく色鮮やかな交配種で…

クレマチスの花

イギリスでは、クレマチスは定番のツル植物で「つる植物の女王」として親しまれています。クレマチスとテッセンは同じキンポウゲ科の蔓性の植物で、元々テッセンはクレマチスの原種の一つです。クレマチスはセンニンソウ属に属している花の総称の一つです。 …