クレマチスの花

 イギリスでは、クレマチスは定番のツル植物で「つる植物の女王」として親しまれています。クレマチスとテッセンは同じキンポウゲ科の蔓性の植物で、元々テッセンはクレマチスの原種の一つです。クレマチスセンニンソウ属に属している花の総称の一つです。

 クレマチスは外に持ち出された「テッセン」が原型になり、美しい花を咲かせるようになりました。「テッセン」は白い花びらに紫色の雄しべと雌しべの調和が美しい花です。また、鉄線のように枝が丈夫なため力を入れても容易には折れません。

 テッセンという名前は日本で古くから親しまれてきた呼び名で、「クレマチスの総称」として用いられてきました。今ではテッセンはクレマチスの一つの品種であると知られるようになっています。テッセンは中国から渡来したと言われています。

*最初の画像がテッセン、残り三枚がクレマチス

*最後の二枚の画像はジャックマニー系(Jackmanii Group)のクレマチス。ジャックマニー系はヨーロッパの「ビチセラ」とアジア系の「カザグルマ」の交配で生まれた系統。元祖の「ジャックマニー」は濃い青の4弁の中輪。

テッセン

クレマチス

クレマチス

クレマチス