2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧

シクラメンの新品種「イリュージア ピンクラテ」

「イリュージア ピンクラテ」と命名されたシクラメンの新品種は柔らかいピンク色の花弁が特徴で、従来のシクラメンと違って、花が上向きに咲きます。既に1月11日に記したのですが、AIに再確認してみると、「シクラメンの花弁は強く反り返る(上向きに反転す…

一視同仁と個人主義

寺社の境内を眺めると、仏教も神道も神仏習合を具体的に示すものがたくさんあります。俳句の碑の横に和歌の碑があったり、兵士の顕彰碑があるかと思えば、戦死者の追悼碑があったりします。神仏習合とはどのようなものかを具体的に知ろうとすれば、寺社の境…

ミニシクラメンの花

「シクラメンのかほり」(1975年発売)は小椋佳がつくり、布施明が歌いましたが、その頃のシクラメンは随分と大柄な植物でした。近頃は小さなシクラメンがあちこちに見られ、シクラメン観が変わってしまいました。 その小さなシクラメンの別名は「ガーデンシ…

早春のヒドリガモ

カモ科のヒドリガモ(緋鳥鴨、Mareca penelope)は湖沼、河川、湾に渡来し、東雲運河でも代表的な水鳥の一つです。東雲運河の一部は有明親水海浜公園で、そこにヒドリガモやオオバンが数多く集まっています。それは東雲運河だけでなく、豊洲運河、辰巳運河も…

ミヤマガンショウ(深山含笑)の白い花

今年もまたミヤマガンショウが花をつけている。子供の頃だけでなく、大人になっても見たことがなく、70歳近くなってようやく見たのがミヤマガンショウ。中国原産のモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で、画像のようにずいぶん大きくなる。2~3月頃にハクモ…

アセビの花

アセビ(馬酔木、梫木)の花が咲き出している。ツツジ科のアセビは常緑低木で、別名は「あしび」、「あせぼ」。アセビの花色には白色とピンク色があり、スズランに似た小さな花の固まりを枝いっぱいに咲かせ、満開時は花穂が樹を覆うようになる。自生するア…

春の菜の花

「菜の花」と私たちが呼ぶのは美しい花をつけたときのアブラナ。ブラッシカ・ラパ(Brassica rapa)はアブラナ科の野草で、多様な栽培植物の原種です。古代から西アジアから北ヨーロッパの大麦畑に生える雑草で、農耕文化の伝播と共に作物の種子に紛れて移動…

我が記憶の中の味噌づくり

味噌や醤油は日本料理には不可欠なものですが、今以上に戦後間もない時代は味噌や醤油が食生活の中で重要な役割をもち、私たちの食生活を支配していました。大学を出るまで私の家では味噌をつくり、売っていて、私もそれを手伝っていました。でも、私はその…

レンテンローズの花

キンポウゲ科のレンテンローズ(Lenten rose、学名Helleborus orientalis)は耐寒性の常緑多年草。日本で見られるヘレボルス(Helleborus)はニゲル種(niger)と、オリエンタリス種(orientalis)で、ヘレボルス・オリエンタリスをレンテンローズと呼んでい…

ノースポールの白い花

冬に咲く白菊として知られるノースポールギク(Mauranthemum paludosum)は日本に1960年代に移入され、真白の北極を思わせる花から「ノースポール」という名前で親しまれるようになりました。 別名は「カンシロギク(寒白菊)」、「ミニマーガレット」、「sn…

早春の福寿草

フクジュソウ(福寿草、献歳菊)はキンポウゲ科の多年草。「フクジュソウ」は狭義にはエダウチフクジュソウを指し、広義にはエダウチフクジュソウ(Adonis ramosa)、ミチノクフクジュソウ(Adonis multiflora)、キタミフクジュソウ(Adonis amurensis)、…

北国街道と小出雲坂

北国街道は日本大百科全書(ニッポニカ)の解説によれば次のように説明されています。 本州中央部と新潟および北陸3県を結ぶ北陸道とを連絡する近世の街道で、二つある。一つは浅間山麓の信濃追分で中山道と分かれ、小諸、上田、長野、高田を経て直江津で北…

サルココッカの白い雄花と黒い実

強い香りを漂わせて、サルココッカ(Sarcococca confusa)の白い花が咲いています。花より先に香りに気づくほど、強い香りを放つのがサルココッカ。蜂蜜のような甘い香りです。その花は葉に隠れてしまいそうな小さな白い花。そんな花が、蝶たちだけでなく、…

チューリップの色と歴史

ほぼ毎年の新しいチューリップ品種の出現は自然現象というより社会現象です。それらはnatural kindではなく、artifactです。16世紀末にオスマントルコからヨーロッパにもたらされたチューリップの球根は富裕層の間で人気となり、高値で取引されるようになり…

2月のチューリップの花

チューリップは3月下旬から5月上旬に1週間から2週間ほど開花し、花壇にたくさんのチューリップが咲くのを見ると、春の訪れを実感できます。チューリップはユリ科チューリップ属の植物で、球根をつくる多年草です。「鬱金香(うこんこう)」の別名で呼ばれる…

苗名滝と一茶

雪解けの水音が四方に轟き渡り、それがあたかも地震の如しということから「地震滝」と呼ばれ、「地震」と書いて「なゐ(大地のことで、後に地震のことを指す。「なゐふる」で地震が起きるという意味)」と呼ばれ、それが「苗名(なえな)」に変わり、今では「苗名滝」…

トビは季語ではない

「鳶が鷹を生む」ことはなく、その鷹は冬の季語ですが、鳶はそもそも季語ではありません。でも、タカもトビもタカ目タカ科に属する鳥です。タカは比較的小型で、足と尾が長く、翼が丸みを帯びています。トビはタカの仲間の中では大型に分類されます。 トビは…

ジャノヒゲの「実」の色:まとめ

既にジャノヒゲ(蛇の髭)の実の色について何度か記しました。ですから、ジャノヒゲについては以前の説明を参照して下さい。 ジャノヒゲは直径6~8ミリほどの丸い種子をつけ、始めは緑色で、秋が深まると青く熟します。この神秘的な「実」にちなんで、「ネ…

ロドレイア へンリー「レッド ファンネル」

ロドレイアはマンサク科ロドレイア属の常緑小高木。別名は枝先に集まって咲く花の様子などから「シャクナゲモドキ(石楠花擬)」。また、「ホンコンローズ」とも呼ばれる。ロドレイアの仲間は東南アジアから中国南部にかけて7種が分布する。 花色はピンクか…

バンクシアの花

バンクシーではなく、バンクシア(Banksia ericifolia)は、オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州の東部に分布するヤマモガシ(山茂樫)科バンクシア属の常緑低木で、英名はHeath-leaved banksia(ヒースバンクシア)。バンクシアは最近人気のあ…

アリストテレスの自然学(Physica)

A君は連休にアリストテレスのPhysicaの基本をまとめてみた。『自然学』(英語はPhysics)はアリストテレスによる自然哲学の研究書。アリストテレスは「万学の祖」と呼ばれ、自然学的な研究(現代の物理学、天文学、生物学、気象学など)でも研究業績を残し…

ミニアイリスの花

画像はアヤメ科のレティクラータ ハルキス(Iris reticulata 'Halkis')で、「ミニアイリス」と呼ばれています。耐寒性が非常に強く、優雅な濃青紫色の花を咲かせます。コーカサス山脈周辺のトルコやイラン、イラクそれにロジアに分布しています。 レティク…

ヘレボルスの花たち

レンテンローズ(Lenten rose、学名Helleborus orientalis(ヘレボルス・オリエンタリス))はキンポウゲ科クリスマスローズ属の耐寒性常緑多年草です。日本で見られるヘレボルス(Helleborus)は、ニゲル種(niger)と、オリエンタリス種(orientalis)で、…

ラッパスイセンの花

「ニホンズイセン」と「ニホンスイセン」は同じ植物を指す言葉で、漢字ではいずれも「日本水仙」と書き、いずれの読み方も認められています。スイセンは現在大きく二つに分けられます。一つは11月頃から咲き始めるニホンスイセン(日本水仙)、もう一つは2〜…

公園のラナンキュラスの花

ラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は中近東、東地中海沿岸原産で、キンポウゲ科の半耐寒性球根植物。和名は「キンポウゲ(金鳳花)」や「ハナキンポウゲ(花金鳳花)」だと既に記しました。画像は朝の散歩の途中に近くの公園の花壇で出会ったラナンキ…

詩の間の違い

金子みすゞの「大漁」は私の好きな詩である。 朝焼小焼だ、大漁だ 大羽鰮(おおばいわし)の大漁だ。 浜は祭りのようだけど、 海のなかでは何万の、 鰮のとむらいするだろう。 金子みすゞは1903(明治36)年山口県大津郡仙崎村(現・長門市仙崎)で生まれた…

ラナンキュラスの花

キンポウゲ科のラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は幾重にも重なった花弁が特徴で、冬の花壇で何とも見事に咲いている。最近は花の色や形が改良され、香りのよい品種がつくり出されている。「ラナンキュラス」は中近東からヨーロッパ南東部にかけての…

桜にも梅にも目白

既に2月13日に「桜に目白」と題して、次のようなことを記しました。「春告鳥」と言われる鶯が「春告草」の梅を訪れ、春を歌い、二つは時間的にシンクロしていることを「梅に鶯」と呼び、梅と鶯の取り合わせが春の訪れを表現してきました。でも、梅によく来る…

白梅と紅梅

梅の別名は「春告草」で、梅には花梅、実梅があり、私たちは花を楽しみ、さらに実も味わってきました。既に花梅だけでなく、実梅も咲きだしたと記しましたが、今あちこちで梅の花が咲いています。 奈良時代にまず白梅が日本に伝来し、その後に紅梅が入ってき…

実梅の花

花梅(はなうめ)は随分前に花が開いたが、2月末になって実梅(みうめ)の花も開き出している。食べる梅となれば梅干しだが、その代表例が南高梅。実梅は花も実も楽しめ、育てやすく、農薬もほとんどいらない。ウメは品種が多く、中国からの渡来種のほか、江…