シャクガ科のウメエダシャク(Cystidia couaggaria)は夏にどこでも見られ、翅は白色と黒色のまだら模様。腹部は淡黄橙色で黒色の斑紋が並びます。日中に活動し、羽ばたきながら緩やかに飛び続けますが、今回は初夏の幼虫が主役で、花が咲く前のトキワサンザシに何匹も見ることができました。幼虫はウメ、モモ、サクラ等の葉を食べます。画像からわかるように、黒地に赤褐色の横縞がある尺取虫で、頭部に白帯をもっています。
このようなことを述べたのが4月27日でした。
その後、5月に入り、6日に「ウメエダシャクの幼虫:その後」で、蛹になり始めの画像を出しました(二枚目の画像)。幼虫は春に葉を食害し、その後、蛹になって次の世代へとつながります。幼虫の期間はおおよそ数週間程度続き、成長した幼虫はその年の春から初夏ごろに蛹化します。ウメエダシャクは蛹で越冬するようで、幼虫期が終わると蛹のまま長く過ごします。つまり、春に生まれた幼虫はその春から初夏にかけて蛹になり、その後は長い蛹期間を経て、翌年成虫になります。
最後の二枚の画像は昨日の画像で、葉のあいだに糸を吐いて蛹になる途中であることがはっきりわかります。蛹化が始まり、繭ができるかどうか、更なる観察が必要なようです。さて、どうなることか、老人の観察はまだ続きます。



