ウメエダシャクの幼虫:その後

 4月末にウメエダシャクの幼虫について記しました。シャクガ科のウメエダシャク(Cystidia couaggaria)の成虫は夏にどこでも見られるガですが、初夏の幼虫が花の咲く前のトキワサンザシに何匹も見ることができました。幼虫はウメ、モモ、サクラ等の葉を食べます。そのため、果樹の葉を食べる害虫として知られています。年1回発生し、幼虫が春に葉を食害し、その後、蛹になって次の世代へとつながります。

 気温にもよりますが、幼虫の期間はおおよそ数週間程度続き、成長した幼虫はその年の春から初夏ごろに蛹化します。ウメエダシャクは蛹で越冬するようで、幼虫期が終わると蛹のまま長く過ごします。つまり、春に生まれた幼虫はその春から初夏にかけて蛹になり、その後は長い蛹期間を経て、翌年成虫になります。

 さて、最後の2枚の画像ではウメエダシャクの幼虫が糸を出しています。幼虫は晩春から初夏に老熟し、葉のあいだに糸を吐いて蛹になります。蛹化が始まったのかどうか、繭ができるかどうか、今少し観察が必要なようです。さて、うまくいくかどうか、老人の観察はまだ続きます。