正月のミモザの花

 ミモザはギンヨウアカシア(銀葉金合歓、Acacia baileyana)とも呼ばれ、マメ科アカシア属の常緑高木です。葉が銀緑色のため「銀葉」。ミモザはオーストラリア原産で、明治末期に渡来。株を覆うほどの黄色い花を咲かせ、とても印象的です。よく似た仲間に同属のフサアカシアがあります。どちらもミモザと呼ばれています。正月にミモザの花が咲き出していて、空中で黄色を見事に主張しています。

 オジギソウはミモザの仲間で、触れると葉を閉じてしまう可愛らしい植物。オジギソウの学名はMimosa pudicaで、ミモザの葉はオジギソウの葉とそっくりで、オジギソウのような葉を持つ植物が「ミモザ」と呼ばれていました。「ニセアカシア」が日本に伝わったとき、花の形が似ていることから、「ミモザアカシア」や「ミモザ」と呼ばれるようになりました。その後、ニセアカシアはアカシア属から除かれ、今ではアカシア属で有名なギンヨウアカシアやフサアカシアが別名としてミモザと呼ばれています。