正月のツワブキの花

 湾岸地域にはツワブキ(石蕗、艶蕗、Farfugium japonicum)が多く、キクによく似た花が今あちこちで咲いている。晩秋から初冬にかけて咲く黄色い花は風景に彩を添え、人気があるようだが、多すぎるのも興醒めである。ツワブキはキク科ツワブキ属に属する常緑多年草で、茎や根に薬効がある。

 ツワブキの葉はフキ(蕗)に似ていて、革質で艶があることから「つやぶき」となった。地下には短いワサビ状の根茎が連なり、大きな株になる。花はキクに似て、花径3cm程の黄色い花を咲かせる(画像)。開花時期は10月中旬からで、年が明けても咲いている。

 冬から春にかけて、ツワブキの若葉を摘み取って、「きゃらぶき」をつくることができる。フキノトウができるのがフキである。「きゃらぶき」はフキよりツワブキで作った方が野趣あふれる味がするらしいが、私は「きゃらぶき」はフキの「きゃらぶき」だとすっかり思い込んでいた。九州での収穫は1月頃から始まり、食べ頃の旬は3月から4月。フキとよく似ているが、フキが夏に葉を広げるのに対し、このツワブキは常緑性で一年中青々としている。

ツワブキツワブキ属、ユリオプスデージーはユリオプス属、マーガレットはキク属、コスモスはコスモス属だが、ツワブキユリオプスデージー、マーガレットコスモスの花はとてもよく似ている。