歩道橋の階段で遭遇したのがキタテハ。キタテハはキタキチョウと同じく、成虫で冬を越すチョウ。そのため、今出遭っても何もおかしくないのですが、大型のチョウを見るのは久し振りで、妙に興奮してしまいました。
キタテハはオスかメスかの判別が厄介で、私は最初から諦めています。キタテハにとってヒトの雄雌の判別が厄介でも、ヒトの間ではそれほど厄介ではないというのに似て、キタテハの間では雌雄を瞬時に判別できる筈です。
雌雄の判別は両性生殖の生物にとっては極めて重要なことですが、ヒトの雌雄の判別が抱える問題は何もヒトに特有の問題ではなく、多くの生物と共通の問題を持っていると考えるのが良いのでしょう。人に特有の雌雄の判別に関わる様々な問題は人が勝手に生み出した問題なのですが、人が社会生活をする中で登場せざるを得なかった問題と考えた方が良いのかも知れません。
*最後の画像は昨年10月のシオンの花とキタテハ。シオンから「春に咲く紫菀」として「ハルジオン」と命名したのが牧野富太郎。