トキワマンサクの花溢れる

 トキワマンサク(常盤満作)は日本、中国、インドに分布。日本での自生は少なく、静岡県湖西市伊勢神宮熊本県荒尾市が知られているだけですが、刈り込みに強く、庭木や生垣として広く栽培されています。そのため、湾岸地域でもうるさい程にあちこちで見ることができ、今多くが花をつけ出しています。

 トキワマンサクは春にビニールでできた細い紐のような光沢のある花を咲かせます(画像)。また、赤花を咲かせる変種のベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)があり、画像の一つは花が満開のベニバナトキワマンサクの大木です。

 トキワマンサクの葉は色のあまり濃くない柔らかな緑色ですが、赤い花をつけるベニバナトキワマンサクの葉っぱは、春の新葉はきれいな赤色で、夏を過ぎると緑色か赤褐色の「銅葉」になります。

トキワマンサク(マンサク科トキワマンサク属)は一年中葉をつける常緑樹だが、マンサク(マンサク科マンサク属)は落葉樹。葉はマンサクの方が大きく、薄くやわらか。マンサクの開花期は、1月~3月頃で、トキワマンサクの開花時期は、3月中頃~5月頃。最後の画像がマンサクの花。