2024-04-17から1日間の記事一覧

散る桜 残る桜も 散る桜

この句が良寛の辞世の句と言われ、「今美しく咲いている桜でもいつかは必ず散る」、「散る桜も残る桜もやがては等しく死を迎える運命にある」などと注釈されると、つい納得してしまいます。「私は命を終えていくが、残されたあなたたちも命を終えていく「諸…

ムラサキケマンの花

ケシ科のムラサキケマン(Corydalis incisa)は花の形が仏壇に飾る仏具である華鬘に似ていることから命名されました。可愛い見かけに反して全体に毒があります。ムラサキケマンは秋に芽生え、春に紫色の花を咲かせます(画像)。山裾や竹林の中などの、直射…

ナニワイバラの花

「野バラ」はシューベルトの名曲だが、野生のバラは「ノイバラ」(ヨーロッパのバラの原種は「イヌバラ」)。ノイバラは純白の5枚の花弁、椿のような照り葉、淡い芳香、たくさんの棘などの特徴をもつ原種のバラ。棘のある低木類のバラが「茨(いばら)」と呼…

シロバナマンサクの花

シロバナマンサク(白花満作、フォサギラ)はマンサク科の落葉低木。名前に「マンサク」とつくが、マンサク属ではなくシロバナマンサク属である。春にブラシのような白い花を咲かせる。シロバナマンサクは春の白い花、初夏から夏の青葉、秋の紅葉、落葉と四…