ヤマブキ(とシャガ)

 子供の頃、小学校の教室には時々花が飾られていた。子供たちが家から花を持って来ていたのだ。その習慣も数年後にはなくなってしまったが、4月末か5月初めにヤマブキとシャガの切り花を教室にもっていったのを憶えている。湾岸地域では既にヤマブキ(山吹、棣棠)もシャガも咲き出している。シャガについては既に記した。ヤマブキはバラ科ヤマブキ属(一属一種)の落葉低木。

 ヤマブキは山の中に生え、花の色が金色で美しいことからこの名前になった。また、しなやかな枝が風にゆれる様子から「山振」の字があてられ、「山吹」になったとも。その色は黄金のような黄色で、山吹色と呼ばれ、オレンジ色と黄色の中間の色。ヤマブキはその鮮やかな黄色の花を多数つける。

 白色のヤマブキはシロバナヤマブキだが、シロヤマブキは別属。シロヤマブキ日本では岡山県石灰岩地にのみ自生しているが、花木として庭で栽培されることが珍しくなく、画像もその一つ。一重のヤマブキの花弁は5枚だが、シロヤマブキの花弁は4枚。また、ヤマブキに比べれば花数が少ないものの、挿し木などで容易に繁殖し、丈夫な性質を持つことから園芸品として人気がある。

(シャガ)

(シロヤマブキ)