シロヤマブキの花

 シロヤマブキ(白山吹)は径3~4cmの両性花を側枝の先端に一つずつ咲かせます。花弁は4枚で白色。そのシロヤマブキが今年も花をつけています。黄色のヤマブキより開花が遅く、ヤマブキに比べれば花数が少ないものの、挿し木などで容易に繁殖し、丈夫な性質を持つことから、湾岸地域でも見ることができます。

 「山吹色」の語源となったヤマブキにも白い花が咲く品種「シロバナヤマブキ」があり、シロヤマブキと混同されやすいのですが、二つは属が異なり、別物です。シロヤマブキは一属一種で、ヤマブキとは別の種類です。葉が対生なのがシロヤマブキ(対生とは葉が左右対象に枝につく植物のこと)ですが、ヤマブキは互生で、右、左と交互に葉がつくのが特徴です。決定的な違いは花びらの枚数で、ヤマブキが5枚なのに対し、シロヤマブキは4枚です(画像)。

 「シロヤマブキ」という名前は、ヤマブキに似ていて、花が白いことに由来します。シロヤマブキはシロヤマブキ属で1属1種の珍しい植物です。花がヤマブキに似ている点に注目した結果が「シロヤマブキ」の命名になったようですが、花弁の数の違いに注目していれば、別の名前になった筈です。