ヒメツバキ(イジュ)の花

 ヒメツバキは日本の南西諸島から東ヒマラヤ、東南アジアまで広く分布し、樹高が40mにもなるものがあります。現在は南西諸島からヒマラヤに分布するヒメツバキと、東南アジアに分布する亜種の二つにまとめられています。沖縄ではイジュと呼ばれています。

 ナツツバキ、サラノキ(沙羅双樹)について昨日述べ、刺激的なコメントをいただいたのですが、ナツツバキととてもよく似た花をつけるヒメツバキの花を全く偶然に昨日見ることができました。私には花だけでナツツバキとヒメツバキを区別することは無理なのですが、ナツツバキとハナツバキの葉は随分違っていて、その結果、木全体の印象は私でも区別できる程に違っています。

 ヒメツバキの花は枝の先端にたくさんつきます。既述のナツツバキからやや遅れて咲くようですが、湾岸地域ではほぼ同時期です。ナツツバキと比べると一つ一つの花はやや小さいようです。