シロバナシナガワハギの花

 ヤマハギの紫色の花が咲き出している。ヤマハギやセンダイハギなど、ハギの仲間は実に多いが、その一つが路傍のシロバナシナガワハギ(白花の品川萩)。シロバナシナガワハギもハギの一種で、総状花序に白い蝶形の小花がたくさん咲く(画像)。シロバナシナガワハギはヨーロッパからアジアが原産で、マメ科シナガワハギ属の帰化植物

 個体は大型に成長し、種子が水に浮き、河川で運ばれ、広範に伝搬する。黄花を咲かせるシナガワハギと同様、畑の緑肥となるため、飼料として栽培され、花に芳香物質「クマリン」が含まれるのでハーブティや民間薬に用いられたりする。