アカボシゴマダラ発見

 特定外来生物のアカボシゴマダラはタテハチョウ科に属するチョウの一種。東アジアの広域分布種で、斑紋は近縁の在来種ゴマダラチョウによく似るが、和名が示す通り、後翅の外縁に鮮やかな赤い斑紋が出現することで区別できる。

 もともとは奄美諸島のみで見られたものだが、近年中国から持ち込まれたと思われ、関東や、東北・近畿の一部で繁殖している。雑木林の上空や周辺を、時々滑空しながら飛ぶ。幼虫の食草は、関東ではエノキ、奄美ではクワノハエノキ。日本への侵入は「放蝶ゲリラ」による人為的な放蝶と考えられている。

*画像は夏型のアカボシゴマダラ