ヘチマ(糸瓜)とニガウリ (苦瓜)の花

 ヘチマはウリ科ヘチマ属の1年草で「糸瓜」と書き、ニガウリはウリ科ツルレイシ属の1年草で「苦瓜」と書く。共にキュウリ(胡瓜)、スイカ(西瓜)、カボチャ(南瓜)などの仲間である。

 ヘチマは西アジア地方原産。江戸初期に中国から渡来。夏から秋、黄色い花(画像は雄花)が咲き、その後筒型の長い実がなり、この実がいわゆる「ヘチマ」。子供の頃よく見たヘチマの長い実とその周辺の記憶が蘇ってくる。

 ニガウリ、つまりゴーヤは主に未熟な緑色の果実を野菜として利用するウリ科の植物。ゴーヤの雌花はゴーヤの花全体の1割程度とのこと(画像は雄花)。ゴーヤは熱帯アジアが原産で、夏に黄色い花を咲かせ、緑色の果実をつける。今ではどこでも買える食材。

ヘチマの雄花

ゴーヤの雄花