ヤドリフカノキの実

 昨年「シェフレラ」と記したウコギ科フカノキ属のヤドリフカノキが黄色い実をつけている。「ヤドリフカノキ」という和名は、自生の場合にフカノキに着生することからつけられた。別名はシェフレラ(Schefflera)、ホンコンカポックで、黄色の小さな丸い実をたくさんつけている(画像)。

 シェフレラは中国、台湾、豪州原産で、日本では観葉植物として人気がある。確かに、葉は9枚の小葉が集まった掌状複葉の形をしていて、幾何学的に面白い。小葉は丸味を帯びた長楕円形で、皮質の光沢があり、比較的厚く、葉は互生してつく。

 花は昨年の画像だが、円錐花序に薄緑色の小花を多数咲かせる(画像)。花の後に、丸い実をつけ、それが黄緑からチョコレート色まで変化し、色の変化を楽しむことができる(やはり、昨年の画像)。