モッコクの実

 既に何度もモッコクについて記してきました。今年も赤みを帯びた実をつけています。モッコク(木斛)はモッコク科の常緑高木。江戸五木の一つであり、モチノキやマツと並び「庭木の王」と称されてきました。葉が美しく樹形が整うため、庭や公園によく植えられています。また、材は堅く美しい赤褐色をおび、床柱のような建材、櫛などの木工品の素材として用いられています。

 その丸い実は秋に赤くなるが、ちょうど今が見頃になっている(画像)。今年は実の数が少なく寂しい気がしますが、近くの学校の校庭の端の数本のモッコクは健在です。

*画像のモッコクの花は春のものです。