2023-07-03から1日間の記事一覧

ツバキの実

ツバキは観賞用の花木、そして代表的な茶花として知られ、江戸時代にはユキツバキを掛け合わせるなどして数多くの品種が作られた。ヨーロッパでも「冬のバラ」と称され、品種改良が進んだ(例えば、アレキサンドル・デュマ・フィスの小説『椿姫』(La Dame a…

「妙高」の整理

「日本百名山の妙高山と火打山を合わせた妙高山系」と言う表現が山開きのニュースに登場していた。焼山は入らないのかと私が思ったのも、妙高山、火打山、焼山は一緒に「頸城三山(Kubiki Sanzan)」と呼ばれてきたためである。さらに範囲を広めると、黒姫山…

モッコクの小さな花

モッコクは関東以西の本州を原産とするツバキ科モッコク属の常緑樹で、主に太平洋岸の林に自生する。樹齢を経るに従って樹姿に風格が出ることから、「庭木の王」と呼ばれ、江戸時代の庭造りでは重宝された。花が咲き、実もなるが、最大の魅力はツバキ科独特…

スズランノキの花

スズランノキは北米原産のツツジ科の落葉樹。ニシキギ、ニッサ(ニッサボク)と並び、世界三大紅葉樹と称され、夏に咲くスズランのような白い花が見事で、最近は急速にシンボルツリーなどとして庭木に利用されるようになっています。私が湾岸地域でこの木を…