アフリカンマリーゴールドの花

 キク科マンジュギク属のアフリカンマリーゴールドの和名は「千寿菊」で、開花期は5月~11月と長い。アフリカンマリーゴールドマリーゴールドのアフリカ種のことだが、原産地はメキシコ、中央アメリカ。16世紀にヨーロッパに渡り、広く栽培され、その後スペイン経由でアフリカ北部に普及したため、アフリカンマリーゴールドという名がついた。

 高さ50~100cmになる一年草。葉や総苞に油腺があり、独特の強い臭いがある。茎先に径5~12cmの頭状花序を出し、八重咲のものが栽培される。花色は黄色、オレンジ、クリーム色などがある(画像)。

 日本には江戸時代の前半には渡来した。花は薬用にされ、サラダなどの風味づけに使われるほか、染料や卵黄の黄色を濃くするための飼料としても使われる。