ハクモクレンの花開く

 3月に入り、ハクモクレンの白い花が咲き始めました。湾岸地域にはハクモクレンが少なくありません。ハクモクレンの花芽は特に大きく、暖かい毛に覆われ、ゆっくりと大きくなり、今白い花が開こうとしています。ハクモクレンはモクレン属の中では大型で、樹高は10-15m程度まで成長します。モクレンは欧米では「マグノリア」として親しまれ、数多くの園芸品種が出回っています。原種のモクレンは濃い紫色の花を咲かせます。そのため、他と区別して原種をあえて「シモクレン(紫木蓮)」と呼ぶ場合があります。日本ではハクモクレンをより多く見かけますが、両者は別種です。

 ハクモクレン(白木蓮)はモクレンの仲間で、私は子供の時からハクモクレンをモクレンと思い込んでいました。「木蓮」という名前は「ハス(蓮)に似た花が咲く木」という意味です。子供の頃の私はモクレンを何となく仏教と結びつけていたのですが、それが理由だとすれば、何となく頷けるのです。

 白い清楚な花は新葉が出る少し前に咲き始め、コブシ(辛夷)と違って花弁が開き切らず、卵が立ち並ぶように枝先につきます。花びらは太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側を指すことになります。

 「マグノリア」と総称されるモクレンは地球上で最古の花木で、1億年以上も前から既に今のような形態だったようです。ツバキ(椿)、ツツジ(躑躅)、そしてモクレン(木蓮)は三大花木とされていて、既にツバキが咲き、モクレンの花が開き出し、直にツツジの花も開きます。