ヒペリカムはオトギリソウ科オトギリソウ属の学名で、一年草・多年草・低木のものがあり、中央アジア～地中海沿岸を中心に世界中に450種ほどが分布しています。園芸植物として栽培されているのは低木で、湾岸地域では花が咲き出しました。どれも花色は黄色です。
アンドロサエマムの別名はコボウズオトギリソウ(小坊主弟切草)。樹高：60～90cmで、白、クリーム、ピンク、黄、オレンジなど、様々な実の色の品種が作られています。
カリシナムの別名はセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)、ヒメキンシバイとも呼ばれ、花は長いおしべが特徴。キンシバイの樹高は約1m。有明アリーナの周りにたくさん植えられています。垂れた枝の先にうつむき加減に花を咲かせます。原産地は中国で江戸時代に渡来し古くから観賞用として栽培されてきました。「金糸梅」の名前は、おしべが金色の糸の束のように見え、花が梅に似ていることに由来しています。
ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)の樹高は1～1.5m。約300年前に中国から渡来した品種で、枝先がやや垂れ下がる樹形。5～7月に5cm程度の花を枝先に数個ずつ咲かせます。黄色の花が上向きに咲き、多数の雄しべが突き出るのが特徴です。
