2024-06-07から1日間の記事一覧

君はイチジクの何を食べているのか?(小中学生に向けて)

イチジクは「無花果」、「映日果」と書かれるクワ科イチジク属の落葉高木で、私たちはその果実もイチジクと呼んでいます。原産地はアラビア南部。日本には1591年ポルトガルから天草に伝えられ、はじめ「唐柿(からがき)」、「蓬莱柿(ほうらいし)」、「南…

ホコガタハナガサの花

何とも記述的な名前なのがホコガタハナガサ(矛形花笠)で、クマツヅラ科クマツヅラ属の栽培品種。学名のVerbena hastata(バーベナ・ハスタータ)をそのまま使う場合が増えている。ホコガタハナガサはアメリカ原産で、2年草又は多年草で、葉は長さ9~15㎝で…

ギンバイカの花

オトギリソウ属のビヨウヤナギ、西洋キンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)によく似た花姿をもち、花色が黄色ではなく、白いのがギンバイカ(銀梅花、銀盃花)。ギンバイカはフトモモ科ギンバイカ属の常緑低木で、白い梅のような花を咲かせることから、「銀…

ガクアジサイの花(2)

アジサイ(紫陽花)はアジサイ科アジサイ属の落葉低木。ホンアジサイは単にアジサイとも言われ、日本原産のガクアジサイの栽培種で、花序のほとんどが装飾花からなる手毬咲き状のアジサイ。ガクアジサイが西洋に渡り、品種改良されたのがセイヨウアジサイ。…

ガクアジサイの花(1)

ウクライナの平地には一面に広がるヒマワリが似合うが、アジサイは鎌倉のような起伏のある土地に似合う。その鎌倉に住んだ鏑木清方は随筆家としても有名で、紫陽花を愛した様子が『紫陽花舎随筆』に描かれている。彼は若い頃から文藝に親しみ、泉鏡花とも親…