アメリカデイゴ(アメリカ梯梧)の花

 アメリデイゴマメ科デイゴ属の落葉低木で、ブラジル南東部からアルゼンチン北部が原産。日本には江戸時代に渡来しました。暖地では庭木や街路樹として植えられ、鹿児島県の県木にもなっています。湾岸地域でも少なくありません。6月から9月頃に、蝶形の真っ赤な花を咲かせます(画像)。別名はカイコウズ(海紅豆)で、海外から来た赤い豆という意味です。

 アメリデイゴは今が開花時期で、8月上旬頃に新枝の先から再度少し花をつけます。アルゼンチンとウルグアイの国花であり、メキシコでは花をサラダや煮物などに利用します。仏典では「波利質多羅樹(はりしったらじゅ)」と呼ばれ、天上界の花。