デイゴは、マメ科の落葉高木。1967年に県民の投票によって沖縄の県花として選定された。デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、干ばつにも見舞われるという言い伝えがある。一方、アメリカデイゴ（亜米利加梯梧）は赤い葉っぱのような花が咲く木で、花は枝にそってたくさん咲く。
デイゴは寒さに弱く、街中では見ないが、アメリカデイゴは普通の公園にも植えられている。湾岸地域の公園でもアメリカデイゴの花が咲き出している。
アメリカデイゴの和名はカイコウズ（海紅豆）。初夏から初秋にかけて真っ赤な花を咲かせるアメリカデイゴは、南アメリカ（ブラジル及び北部アルゼンチン）を原産とする暖地性の花木。日本へ渡来したのは江戸時代末期のこと。今では湾岸地域の公園などでもよく目にするが、かつては九州などで街路樹として利用され、鹿児島では県の木に指定されている。
それにしても、アメリカデイゴは落葉のごとく散る花のために、その樹下は落花の山で、日本風ではない樹である。
＊最後の画像がデイゴの花で、他はアメリカデイゴ。その花の形状はマメ科の特徴を持っている。
