ボケ(木瓜)はバラ科の落葉低木で、果実が瓜に似ているため、木になる瓜で「木瓜(もけ)」、そしてそれが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われている。日本に帰化したのは平安時代で、随分古い。
ボケは、庭木や盆栽、生け垣、切り花として観賞され、200を超える品種がある。また、香りのよい果実を使って果実酒やジャムをつくることができる。元禄年間の園芸書には、淀ボケや八重ボケなどが記載されている程度で、明治時代にも人気はなかった。その後、大正時代に新潟市と川口市を中心に、ボケのブームが起こり、新品種が生み出された。
新潟市秋葉区小須戸地区では毎年3月に『日本ボケ展』が開催されている。小須戸地区は日本一のボケの産地で、日本ボケ協会の事務局も小須戸にあり、すぐ近くには「日本ボケ公園」もある。
*今年の『日本ボケ展』は2月27日から3月3日までうららこすどで開催された。
ボケの原産地は東アジア。まだ寒い冬の頃からポツポツと咲き始め、春になると枝いっぱいに赤やピンク、白の花をつける。画像の品種は大八州(おおやしま)で、白色の八重咲き、花径5㎝の大輪種である。「八州」は本州・四国・九州・淡路・壱岐・対馬・隠岐・佐渡の八島を指し、日本の古い名前(『日本書紀』)である。



