バラ科のボケは落葉低木で、原産地は東アジアです。まだ寒い冬からと咲き始め、春になると、枝いっぱいに花をつけます。
ボケは中国原産の樹木で、平安時代には既に移入されていたようです。ボケという名前は、この木に当てた漢字の木瓜(もっか)がなまったものと考えられています。瓜のような形と色をした果実が木の枝につくところからつけられました。
ボケには真冬から早春にかけて真っ赤な花をつける品種があり、ヒボケまたは寒ボケと呼ばれています。画像の濃い赤色の花のボケは園芸種の大黒天、黒光、モナ・リザなどが考えられます。画像は一重の花で、大黒天は八重です。その他にも品種が多く、私にはその同定はとても無理です。