ギョリュウバイ(檉柳梅)の花

 フトモモ科のギョリュウバイはニュージーランドとオーストラリアが原産。「ギョリュウバイ」という名前はギョリュウのように葉が小さく、花がウメに似ていることからついたのですが、ギョリュウ科のギョリュウ(檉柳)とも、バラ科のウメとも何ら関係がありません。

 園芸品種では一重咲きの他、八重咲きの品種が多く流通しています。画像は八重咲の赤花品種。ギョリュウバイはマオリ語でマヌカ(Manuka)と呼ばれ、葉をお茶として利用し、蜂蜜はマヌカハニーとして有名です。湾岸地域でよく見るギョリュウバイも当然ながら園芸品種ですが、十分に野性味を感じ取ることができます。

 日本へは第二次世界大戦直後に渡来し、一般に流通したのはこの20年ほどです。そのため日本では、まだあまり大きな木はみられません。日本ではギョリュウバイというと、八重咲きの赤花がほとんどです(画像)。