ギョリュウバイの赤い花

 湾岸地域でもよく見るギョリュウバイ(レプトスペルマム)は日本では12月頃から初夏まで咲いています。漢字だと「御柳梅、檉柳梅」と書き、原産は中国か日本と思わせるのですが、実はオーストラリア南東部とニュージーランドが原産です。英名は「ティーツリー」で、ニュージーランドに移住した人たちが、お茶の葉のかわりに御柳梅の葉を利用したことから。また、ギョリュウバイの「梅」は花が梅に似ていることから(画像)。

 日本へは第二次世界大戦直後に渡来し、一般に流通したのはこの20年ほどです。日本でギョリュウバイというと、八重咲きの赤花がほとんどです(画像)が、オーストラリアやニュージーランドでは一重の白花が主流です。