師走のボケの花

 ボケ(木瓜)の花が咲き出しています。ボケの開花時期は11月から翌4月頃までで、11月頃から咲き出すものは春に咲くボケと区別するために「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれています。ボケはいつも春を待ちきれずに咲き出すのですが、湾岸地域では今年も既に花が開いています。ボケはバラ科ボケ属の落葉低木、中国原産で、日本に自生しているクサボケとの交配種や自然交雑種もあります。

 江戸時代から庭植えや盆栽として盛んに栽培され、多くの品種があります。「ボケ」とは奇妙な名前ですが、果実が瓜に似ていて、木になる瓜で「木瓜(もけ)」と呼ばれ、それがボケに転訛したようです。

 ボケ属は日本原産のクサボケ、中国のマボケとボケの3種があります。ボケは平安初期以前に渡来しましたが、江戸時代でも淀ボケや八重ボケなどの品種が記録されている程度で、明治に入っても園芸品種はほとんどありませんでした。大正時代に新潟市川口市を中心にボケのブームが起こり、新しい品種がつくられ、それが現在まで続いています。

新潟市秋葉区小須戸地域、新津地域、南区白根地域で国内生産量の90%を生産し、全国一の生産地になっている。また、平成19年に秋葉区小須戸に日本ボケ公園がオープン。小須戸地区では毎年3月に「日本ボケ展」が開催される。日本ボケ協会の事務局も小須戸にある。