ハンノキの青い実

 ハンノキは広範囲に分布するカバノキ科の落葉高木。湾岸地域で見るのは珍しい。日本以外ではアジア大陸東北部や朝鮮半島に自生する。水に埋もれても育つため、水田の脇に並木状に植えて稲掛け(はざ架け)の梁に使ったことから「ハリノキ(梁の木)」と呼ばれ、それが転化してハンノキとなったとする説がある。

 葉は細長い楕円形で先端が尖り、縁にはあまり目立たないが不規則なギザギザがある。落葉後の11月頃に花を咲かせる。雌雄同株だが、雄花と雌花が明確に違う雌雄異花で、雄花の花序は枝先から垂れ下がり、雌花は雄花の基部に1~5個できる。

 花の後にできる実は青く、10月頃に熟し、小さな松ぼっくり状で、翌春に新たな芽が吹くまでの長い間、枝に残る(画像は現在の実で、まだ青い)。