プラタナスの花と実

 プラタナス(Platanus)はスズカケノキスズカケノキ属に属する植物の総称。大きな葉で木陰をつくり、昔から街路樹や庭園樹として広く用いられています。トチノキ、ニレ、シナノキと共に「世界四大並木樹種」の一つ。和名がスズカケノキ

 プラタナスは雌雄同株・異花で、雌花と雄花は共に変わった形をしています(画像)。また、鈴をぶら下げたような実(画像)がなることから「スズカケノキ(鈴掛木)」と呼ばれています。一般にスズカケノキと呼んでいるのはモミジバスズカケノキで、画像もモミジバスズカケノキです。

 スズカケノキ(南東ヨーロッパ及び西アジア原産)とアメリスズカケノキ(北米原産)が日本へ来たのは明治時代前半のことで、両者の雑種であるモミジバスズカケノキはイギリスで作られ、上記の二種と同時期に渡来し、新宿御苑で増殖されました。

*「ヒポクラテスの木」はプラタナスのこと

(雄花)

(雌花)