スペアミントとペパーミントの花

 シソ科のスペアミントの香りは、「l(エル)-カルボン」という成分が主体になっていて、ハーブ特有の香りが料理に合うことから、欧米では料理に使うミントと言えば、スペアミントです。スペアミント(spearmint)のスペア(spear)とは「槍(やり)」で、先のとがった花や葉の形を槍に見立てています。一方、ペパーミント(peppermint)の香りのもとは「l(エル)-メントール」。ハッカにも多く含まれる成分で、キリッと爽快な感じがあります。ペパーミントはスペアミントとウォーターミントが自然に交雑して生まれた品種です。

 アガスターシェ、あるいはアニスヒソップもシソ科で、その花はスペアミントやペパーミントの花によく似ています。春のホトケノザヒメオドリコソウ、そして、シソやラベンダーの花もよく見ると、どれもが似ていることがわかります

スペアミントの花にはカメムシの仲間が写っています。ブチヒゲカメムシ(あるいは、シモフリクチブトカメムシかキシモフリクチブトカメムシ)と思われます。

ペパーミント

ペパーミント

スペアミント

スペアミント