オオスカシバ再見

 スズメガ科のオオスカシバは蛾の仲間。夏から秋に、うぐいす色の太い胴体を持ち、透明の翅を素早くはばたかせ、直線的に飛ぶ。腹部に赤褐色の帯があり、腹端には黒色の毛束をもち、腹面は白。日中に活発にホバリングしながら、色々な花で吸蜜する。

 オオスカシバは都会の公園でも普通に見られ、街中の花壇や人家の庭先にもしばしば飛来する。オオスカシバの羽は透明だが、羽化したばかりの時には鱗粉に覆われていて、飛んでいる間に羽が震えて鱗粉が落ちていく。飛ぶ能力は高く、かなり敏捷に飛ぶ。

ホバリングしながらキキョウとハナトラノオのミツを吸っているオオスカシバ

*最後の画像は静止しているオオスカシバ

*オオスカシバは幼虫がクチナシコーヒーノキなどを食草とする害虫。画像の成虫は蛾にもかかわらず昼行性で、透明な翅を持つ。オオスカシバの全ゲノム配列は決定されておらず、遺伝的な研究は行われていなかった。オオスカシバの高精度な染色体スケールの全ゲノム解読は2023年に成功。