バラ科のタチバナモドキ(橘擬き、Pyracantha angustifolia)は中国原産の常緑低木。葉は長さ5〜6cmの狭く長い楕円形で、葉裏に灰白色の毛が密生するのが特徴。白い小さな花の後の実は緑色で、秋に橙黄色に変わる。タチバナモドキの名前は果実の色や形が扁球形でミカンのようなタチバナに似ていることから。
湾岸地域には意外に多く、タチバナモドキに似たトキワサンザシやカザンデマリ(ヒマラヤトキワサンザシ)もある。現在はタチバナモドキ、カザンデマリ、トキワサンザシを総称して「ピラカンサ」と呼んでいる。ピラカンサの英名はFirethornだが、Fireが炎、thornが棘で、棘があり実が燃える炎に見えることからつけられた。
素人の私にはタチバナモドキ、カザンデマリ、トキワサンザシの区別はとても厄介で、それらが一括してピラカンサと呼ばれるのは実に好都合なのだが、それらの違いも気になる。タチバナモドキの実は黄橙色、トキワサンザシの実は鮮やかな紅色、カザンデマリの実は球状に近く、真紅、と言うと、簡単そうに思えるのだが…
*画像はタチバナモドキの花、青い実、そして、黄橙色になった実



