2024-12-22から1日間の記事一覧

冬薔薇

冬至に冬薔薇の二句が浮かび出る。生きることの二つの側面が描き出されている。 生誕の日や冬薔薇の紅の檄(楠本憲吉) 病む瞳には眩しきものか冬薔薇(加藤楸邨) 相澤啓三の詩集『冬至の薔薇』(書肆山田、2010)は巻頭を飾る「冬至の薔薇」から始まり、巻…

冬至のドウダンツツジの葉

今年の冬至は12月21日。子供の頃の冬至には既に雪が積もり、その白い雪の風景が3月まで続く。その雪国に比べれば、東京の冬至は穏やかで、色んな色が光り、まだ紅葉が残っている。その上、湾岸地域は常緑樹が多いためか、風景の中に緑色が目立つ。 そんな風…

師走のピラカンサの実

ピラカンサはタチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ)、トキワサンザシ(常盤山査子)、ヒマラヤトキワサンザシ(別名カザンデマリ、インドトキワサンザシ)の総称で、名前が込み入っているだけでなく、実物の見分けもとても厄介です。ヒマラヤトキワサン…